「おやっさん!こいつ
単車のりたいらしいっすよ♪」

私はおやっさんとやらに
ペコリと頭を下げた


「おぉ…政義の彼女かい?
単車何が乗りたいんだ?」


「政義の彼女の莉緒と
言います!
私GSに乗りたいです♪」



オヤッサンはスキンヘット
で金のネックレス
見た目怖すぎる

だがニコッと笑って
「GSいいねぇ〜!お嬢ちゃん
似合うだろうな〜♪」
と言い残し店の奥えと
行ってしまった



「まぁくん?おやっさん
いい人だね!!!」


「見た目怖いけどね、
めちゃくちゃ優しい人だよ」


「ごめんごめん〜」
とオヤッサンが戻ってきた


「このGSなんかどう?」
と見せられたのは
族車に仕上がってる
めちゃくちゃかっこいい
GSだった




「かっこいいですね♪やばい」

莉緒は興奮気味



「でも…私自分で単車を
仕上げたいんでノーマル
のGSが欲しいんです…」


「おぉそうだったか!
すまんな…
ところで莉緒ちゃんは
レディースなのかい?」



「え、レディース?
いや…違います」


「レディース作る気はない?
莉緒ちゃんならチームを
引っ張っていけそうな気
がするな」
とニコッと微笑んだ