わたしだけを見てほしいのに

彼の可愛い笑顔が好きで
電車で会う度に
いつも目で追ってたけど

今日は知らない悠斗くんの表情を
たくさん知った
外人ぽい顔立ちは
黙ってると少し冷たそうで
大人びた雰囲気をつくり
ステージの彼を思い出させた

手を伸ばせば届くところに
きれいな肌と唇があって
私は触れたい衝動にかられる

それは
まだ子供の私を襲う
始めての気持ちだった

眠る前に思い出してた
想像の中の悠斗くんじゃなくて
目の前に、実態があるというのに
触れられない
すごい、もどかしい想い