放課後は、あっという間に来た

私は急いで早めの電車に乗り
悠斗くんの家の最寄り駅で
彼を待った

一緒に居るところを
なるべく人に
見られたくなかった

もう
彼女は麗亜で
私は浮気相手のように
周りには見られてしまいそうで
怖かったから

約束の17時までが
まるで永遠のように
永く感じた

肌寒くなって来た事に
わざと苛立って
テンションを上げて
彼を待った