「ちょっ、ちょっと待って!もしかして、もう寝ちゃうの?!」 慌てて彼を追いかけてシャツを掴んだ。――が。 「はぁ…。……まだ寝ないんですか?」 溜め息を吐きながら私を振り返ると、斜めから見上げる蒼くん。 ……そんなあからさまに嫌がらなくてもいいじゃないっ! だって……今日は全然相手してくんなかったじゃない! 心の中で叫びながら、でも言えなくて。 俯いて目を自分の足元に向けていたら、 「……じゃあ…あと少し、俺の部屋に居る?」 蒼くんが、私の顔を覗き込んでそう言ってくれた。 .