「……とりあえず、この辺から探してみようかな」
「葵さんは本当にバカだね」
「――っ! 蒼くん?!」
いきなりの声にびっくりして振り返ると、後ろの壁により掛かり腕を組んでこちらを見る蒼くんが居た。
本当に大人顔負けだなぁ、おい。
「はぁ……一回じゃ無理か」
明らかバカにした口振りで、私の手を掴み廊下を歩いていく。
そして四番目の扉の前に立ち、
「ここが俺の部屋。もう間違えないようにね」
そう言って、彼は一階へと向かった。
……なにさっ!もう間違えないもんねっ
アッカンベーしたら、蒼くんが振り向いて顔をひきつらせる。
それを見て私は慌てて目を逸らした(汗)
.


