時刻は21時近く。



 いい加減私も帰らなければいけない時間なので、パパさんが車で送ってくれる事になった。




「お邪魔しました!」


「また遊びに来てねぇ〜♪」

「はいっ!」



 蒼くんは……恥ずかしいのか、そっぽを向いたまま。



「……ねぇ、蒼くん。

 私明日で宿題終わるんだけど……明後日、遊びに来てもいいかな?」




 私は蒼くんを、まっすぐ見て言った。