10センチメートル☆ロマンス





「はぁ…。 そんな事有るわけないだろ。父さんに限って」


 蒼くんも呆れてタオルで口の周りを拭う。



「だ〜ってぇ!

 分からないじゃない?
 一緒にいない時間があるし」



 ……そんな、口をとがらせるママさんも可愛いですっ!



 ……いや、その白い目で見るのは止めて。


 ―――蒼くん!(泣)





 蒼くんの視線を避けながら、ママさん話を聞く。



「うちの場所を聞く若い娘さんだったから、もしやと思ったの。

『別れて下さい』なんて言ってきても聞いてやんないからって思ったりして……フフフッ」