「じゃあ――…これは?」 位置を変えた望遠鏡を、薄く笑いながら私に見せてきた。 「えっ……この輪っかは…土星だぁ!」 あまりに楽しくて、次は?次!とおねだりする。 「……これは…分かるでしょ?」 最後の惑星は――… 「……月…」 「正解」 真っ暗な中に、黄色い円が、幻想的に浮かんでる。 望遠鏡からの月と、窓からの月とを見比べてると…… 「ははっ 必死だね」 .