10センチメートル☆ロマンス





「いいよ。 見方わかる?」



 ……分かるわけないじゃんっ



「ふっ 待ってて」


 ふわりと笑って、望遠鏡をカチャカチャといじる蒼くん。


 私はそんな蒼くんを、ただ見つめてた。




「はい。 これ、何だか分かる?」


 セッティングし終わった蒼くんが、見上げながら私に聞いた。



 蒼くんの隣に座り、覗いてみると…。



「きゃ〜〜っ!
 これ、木星?! 木星だよねっ?」



 教科書で見たことのある惑星に、かなり興奮した。