「ちが」「何が不安なの?」 私のやっと出た否定の言葉をアッサリ遮り、静かに私の手を握った蒼くん。 「俺との何が、そんなに不安?」 力強い瞳。 私は、視界がぼやけてきて…… 「―――…が……にな……のが……て…」 今以上の声を出してしまったら、一気に溢れ出てしまいそうなのに。 「……葵さん、ハッキリ言って」 彼は容赦ない。 「……私がっ 先に大人になるのが怖くてっ」 ―――もう、ヤケクソだ。 .