10センチメートル☆ロマンス







「へ…?」





 間抜けな声を出してしまったけど。

 でも、蒼くんが謝る理由が分からなくて……出てしまった一言。




「何で蒼くんが謝るの…!」



 我が儘をしてるのは私なのに…っ




「―――葵さんを困らせてるのは、俺でしょ?」



 真っ直ぐな瞳で私を見上げる蒼くん。

 私は、その目を逸らせない。





「進路、俺のせいで迷ってるんでしょ?」




 無言は、“肯定”の証。