10センチメートル☆ロマンス





 ―――え…っ?!





 ……今、蒼くんの声が、した?




「……無視?」

「―――蒼くんっ!」



 さらに彼の声が聞こえた瞬間。

 後ろを勢いよく振り向いたら、コンビニで会った、彼がいた。


 しかも、珍しく息を乱してる。




「え…っ あ、どうしてっ
 ―――ええっ?!」



 突然のことに頭が真っ白で、私は言葉にならない言葉を発していた。




「はぁ…っ あの人に、聞いて」

「あの人?」

「葵さんの友達……」


「……もしかして、早紀ちゃん?」


 その名前に、蒼くんはこくんと頷くと、目を伏せてしまった。

 蒼くんはそのまま小さく、



「……気づかなくて……ごめん」