10センチメートル☆ロマンス





「あら〜! 少年、久しぶり〜」



 早紀ちゃんが空気を読まない感じで乱入。

 相田さんは私を睨んで、聡くんはこの空気を感じ取ってオロオロしてる。そんな中、私と蒼くんはお互い視線を逸らさない。





「お、俺っ 商品戻してくる!」



 とうとう空気に耐えられなくなった聡くんが、蒼くんが落としたであろう(?)商品を拾いに行った。

 そんな中、


「ねぇ……蒼一郎くん、早く戻ろ?」


 相田さんが蒼くんの裾を引っ張った。



 それを見た私は、胸の痛みに気付かないように笑顔を貼り付け、


「私達も、もう行くね」


 言った私にビックリした早紀ちゃんは慌てて私を見た。