その日の夜、蒼くんからの電話に出なかった。 理由なんて明確な物無いけど……強いて言えば、 “うまく話せる自信が無かったから” ……かな。 「私のバカ…」 ベッドに仰向けで横になりながら、本日何度目かの溜め息を吐く。 ふと横を向くと、机の上は大学のパンフレットでいっぱいになっていて、少し崩れ落ちていて。 のろのろと立ち上がって机に向かうと、山になってるパンフレットから、ある一冊を手に取った。 「―――本当にどうしよ…」 呟きは、私をさらに不安にさせる。 .