「葵さん?」 今度は本当に、不思議そうな顔で覗き込んできた蒼くん。 「え、と……。 身長、伸びた?」 少し目線が近くなった気がした。 私の質問を無視するようにイスに座る蒼くん。 あれ…? 気のせい? 今度は私が蒼くんの顔を覗き込む。 彼の顔は、真っ赤だ。 「……一応、いま151センチ」 消え入りそうな声で教えてくれた。 私は笑顔で、「あと少しだね」と答えた。 .