10センチメートル☆ロマンス





「葵さん……」



 真っ赤な顔で酸欠のせいで涙ぐむ私を見下ろして、

「好きだよ」


 ……なんて。


 鼻血出てないかな?!私…っ



「あ、の…」

「ん? なぁに?」



 ……なんの遊びですか?



 普段なら絶対にしないであろう笑みで私を見る。



「こ、し…抜けちゃっ……」













「くっくっくっ」

「……もう! いい加減笑うのやめてよっ」



 床に座り込み蒼くんを睨みつけるけど。彼はお腹を抱えて笑ったまま。