10センチメートル☆ロマンス





「蒼くん……?」



 名前を呼んだ瞬間。



ギッ…

 脚立から下りて膝立ちした蒼くんが……


「んっ」



 私に、キスの嵐。





「ま…っ」



 「待って」と言おうとした私の唇を、さらに深く追い詰める。



 息が苦しくて、胸がいっぱいで……


 このまま


 溺れてしまう――…






チュッ


 私の唇をたっぷり味わった蒼くん。

 わざとリップ音を立て、ゆっくり唇を離した。