「ふっ 泣き過ぎ……」 抱き締める力を弱めて、フウッと息を吐いた彼。 「早く追いつくから、待ってて」 脚立に座っているせいか、膝立ちの私よりも背が高く感じる。 蒼くんは私の前髪をかきあげると、ゆっくり顔を近づけチュッ…と、キスを落とした。 ……なんだ? これ。 十分甘々じゃない? 「まだまだ、だよ……」 真っ赤になってる私に、蒼くんは意味不明な一言を呟いて私を床に座らせた。 .