10センチメートル☆ロマンス





 アナタを好きになれなくてごめんなさい。


 そのくせ、明日からは普通に友達に戻れるかな……なんて、そんな都合の良いことを願ってしまう。



 ―――だって、君は私にとって大切な、“男友達”だから。









「今日は真っ直ぐ帰るんだ?」


「うん。今日は……」



 質問に、思わず言葉を濁してしまった私に早紀ちゃんは、


「ちょっと。 そんな顔しないでよね。

 ちゃんと分かってるから、大丈夫だよ?」


 柔らかい笑みで、そう言ってくれた。



 ……ありがとう。