蒼くんは「ごめん」と言って、下駄箱から靴を取り出した。
「そう、だったんだ…」
仕方ないのは分かってるけど。
寂しいなぁ…。
俯いて気持ちを堪えてる私に、
「……終わったら電話ちょうだい?
待ってるから」
顔を上げると、すでに蒼くんは靴を履いて出口に向かっていた。
私が顔を真っ赤にしてると、横から慌てて聡くん達も靴を履き始める。
小学生に振り回されてる私は、やっぱりお馬鹿なんだろうな……。
「今日はありがとうございました!」
聡くん達が気を使ってくれたのか、出口に向かう足を止めて私に頭を下げた。
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