ハァハァハァ、 「後ちょっとだよぉ!」 街から少し離れた閑静な住宅街を抜けると、小高い丘になっていて。 その丘を上がると、そこには大きな図書館があった。 図書館の建物は芝生と木々に囲まれていて、ちょっとした癒しの空間。 ただ、夏の間はこの坂がネックなのか、客足は悪いんだよね。 おかげで気兼ねなく参考書を机に広げられるんだけど。 図書館に着くと、案の定ガランとしていた。 私のサンダルの音が雑音になってるみたいで、毎回居たたまれない。 .