10センチメートル☆ロマンス





「まぁ、確かに野暮なことしたわね。でも……私はまだ納得出来てないから。

 年をどうこう言うつもりはないけど、あんたはまだガキで、葵は周りから好奇の目で見られるのよ?

 そんなの、親友として見過ごせないわ」



 早紀ちゃんは蒼くんの瞳を見ながら、ハッキリと思いを伝えた。


 私はこんなにも大事に思われてるんだと、また涙が溢れてきた。




「……あなたが心配するのも分かります。……けど」


 私が涙を拭いながらグズグズしてると、蒼くんは言葉を区切り、私をグイッと引き寄せ―――


「仕方ないじゃないですか。

 葵さんが俺に惚れてるんだから」


 「ねぇ、葵さん?」と極上の笑みで私に聞いてきた。



 瞬間―――早紀ちゃんから、舌打ちが聞こえた