その声に慌てて振り向くと。 下駄箱のすみから覗き見ていたであろう、聡くんと大悟くんの姿が…! 「あっ いや!」 急激な熱を頬に感じながら、慌てて離れようとするけど。蒼くんは私の体を放してくれなくて……。 絶対面白がってるでしょ…っ! 「……葵さん…。 俺は、本気で怒ったんだよ。 今度また誤魔化したりしたら、本気で離れるから」 ……なんて。 今までの冗談が嘘のように、急に真面目な顔で私を見下ろす蒼くん。 「……はい」 .