10センチメートル☆ロマンス





「この子等にしたらうちらなんておばさんだよ〜!」

「そうそう! むしろお前等がロリコンかっつーの」

「だって、蒼一郎くん絶対将来有望だよぉ?」



 周りがみんなはやし立てる。




 ……やめて。私達の中に入ってこないで。


 勝手に踏み荒らさないで。




 私が俯いていたら「ねぇ?月島さん」と、話を振られてしまった。

 蒼くんはそんな私に気付いて、真っ直ぐ視線を合わせてきた。


 みんなが何故か私に注目して……その視線に、背筋が冷たくなる。




 ……喉が貼り付いたように、声が出ない。




 私が答えに困っていると、早紀ちゃんが、


「なぁ〜に言ってるの!

 葵だって小学生なんて好きになるわけないじゃない」