10センチメートル☆ロマンス





 アッという間に着替えてクラスに戻ると、お客さんが少なくなったからか、蒼くん達の席にいろんな格好の子達が集まっていた。




「あはははっ 小学校の運動会懐かしいなぁ」

「そいえば、組体操とかしたよね?」

「女子はダンスも!」

「俺らもやりましたよ!なぁ?」

「うんっ」



 ……主に、聡くんと大悟くんがみんなと仲良く話してた。



 なんか安心したわ…。

 でも……隣にいる蒼くんは、黙ったまま。




「ねぇ、蒼一郎くん? はさ、こんなお姉さんどう思う?」


 本当に、不意に。
 集団の中の1人の女子が、自分で自分に指を指し、顔を傾けながら尋ねた。



 ――その言葉に、ツキンと胸が痛くなる。