10センチメートル☆ロマンス





「うわぁ! また格好いい子だね〜」



 クラスの女の子が蒼くんを見ると、話しかけてきた。

 蒼くんはそれを完全無視し、2人の居る席へ向かう。



「可愛い子達だね〜。
 誰かの弟?」


 みんなで私達に聞いてくる。

 それに私が答えようと口を開いた時。隣の早紀ちゃんが、


「そうそう! 近所の子達でね。 今日連れてきたんだ〜」


 笑顔でみんなに話し始めた。




 私は苦笑いを浮かべるしかなくて。それを黙って聞いてる事しかできない。







「葵、着替えて来ちゃいなよ」


 早紀ちゃんの言葉に、ここを離れるのは少し不安だったけど。

 私は“大丈夫だ”と自分に言い聞かせ、急いで更衣室に向かった。