10センチメートル☆ロマンス





「―――!? やめてっ!」



 止めようとしても、1人に腕を掴まれて動けない。
 聡くんと大悟くんは真っ青な顔で固まってしまってる。




「……ガキが…いい加減にしろよ…っ」

「蒼くん! 逃げて!」




「は――い、そこまで!」



 後ろからの声に、全員振り向いた。





「文化祭をナンパ目的にしてるなら帰ってくれないかな? 警備の人呼んじゃうよ?」



 にっこり笑いながら。

 でも、目は笑ってない。



「……佐伯くん…」