10センチメートル☆ロマンス





「………」


 蒼くんは無言で私を睨み付け、校門に寄りかかったまま。



 ……帰りたい。





――――――――………
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「……うわぁ〜っ

 高校ってすげぇな!」



 聡くんと大悟くんは、はしゃぎながら校舎を歩いて行く。

 その後ろを、無言のまま蒼くんと2人、並んで歩く。




 ……こんなはずじゃなかったのに。



「か〜わいい!

 ねぇ!一緒に回らない? 案内してよ」

「ははっ すみません。この子達と回るので…」



 さっきからこの繰り返し。

 その度に、蒼くんは流し目で私を見る。


 もう……本気で泣きそう(泣)