「……佐伯くんありがと」 私の言葉に、彼は笑顔で親指を立ててウィンクすると、そのまま別の席のオーダーを取りに行った。 「……へぇ。佐伯やるじゃん♪」 早紀ちゃんも見ていたらしく、珍しく佐伯くんを誉めていた。 「それよりも……ねぇ、葵。 そろそろ時間じゃない?」 「はっ 時間っ!」 時計を見ると、蒼くんとの待ち合わせ11時になっていた。 「ごめんっ ちょっと抜けるね!」 ヤバイヤバイ! .