10センチメートル☆ロマンス





「……佐伯くんありがと」



 私の言葉に、彼は笑顔で親指を立ててウィンクすると、そのまま別の席のオーダーを取りに行った。




「……へぇ。佐伯やるじゃん♪」


 早紀ちゃんも見ていたらしく、珍しく佐伯くんを誉めていた。





「それよりも……ねぇ、葵。
 そろそろ時間じゃない?」


「はっ 時間っ!」


 時計を見ると、蒼くんとの待ち合わせ11時になっていた。



「ごめんっ ちょっと抜けるね!」



 ヤバイヤバイ!