今日は一般公開のせいか他校の生徒も来ていて、朝から人が溢れてる。 「ねぇ、メイドさん。 この後学校案内してよ」 ……こんな誘い文句もさっきから。 「すみません、お先にオーダーよろしいですか?」 「ねぇ、無視しないでよ」 私が聞き流していたら、いきなり腕を掴まれた。 「ちょっ「お客さま?」 ―――佐伯くん! 「うちのメイドを困らせないで下さい」 男の子と私の間に、佐伯くんが入って腕を放してくれた。 「ちっ」 三人組はあからさまに嫌な顔をしながら、素早く注文すると大人しくしていた。 .