「葵〜 明日は蒼くんとまわるんでしょ〜?」
「う…ん」
早紀ちゃんは知ってる事をなぜか再度聞いてきて、ふーんと言って私を見てニヤリと笑った。
……なぜに?
「傷心王子、頑張りたまへ」
意味不明な事を言いながら、佐伯くんの肩をポンポンと叩くと「お先!」と、早紀ちゃんは帰って行った。
佐伯くんはやっぱり怒ってたけど、気にせず笑顔で手を振りながら帰って行く早紀ちゃんに、大きく溜め息を吐いた。
「ははっ 今日は災難だったね」
佐伯くんと私は途中まで同じ方向なので、2人歩き出す。
「じゃー、また明日頑張ろうね! バイバイ」
しばらく歩いた先、二股の道で佐伯くんと別れた。
佐伯くんは帰り道に延々と早紀ちゃんのことを怒っていた。
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