10センチメートル☆ロマンス





 2人して口論が始まった。

 正直、声が大きすぎて周りの目が痛い。



「んなっ そっ そんな事ねーよ!」



 最後は佐伯くんが真っ赤な顔で叫び、早紀ちゃんは目を細めて彼を見ていた。



「あのさ、私達は友達なんだから普通なんじゃない?」



 なぜこんな名前ごときで2人ムキになるのか全く理解出来ない。

 私がアイスを黙々と食べ始めると、少し冷静になった2人が食べ始めた。



「……アイス溶けてる…」

「お前がいちいち突っかかってくるからだ」

「うるさいっ
 “友達”のくせに!」

「ってめ――っ「うるさーい!?」



 バンッとテーブルに手をつくと、周りも一瞬にしてシン…となった。