10センチメートル☆ロマンス





「ちょっと! いつの間に佐伯と仲良しになったの?!」

「……早紀ちゃん……なんでそんなにビックリするのよ?」

「―――当たり前でしょ?!

 この間まで佐伯ファンの女子にビクビクしてたじゃない!」

「あぁ……確かに」



 あまりの早紀ちゃんの勢いに、笑っちゃいけないのに笑っちゃって。

 そんな私を早紀ちゃんは睨みつける。



 こーわーいーっ!


 ……般若です。

 般若が教室に入り込んでます!




「佐伯くん良い人だよね。
 文化祭委員一緒になって、仲良くなれて良かった」



 笑顔で早紀ちゃんに言うと、


「ねぇ……惚れちゃったの?」


 と、ニヤニヤしながら聞いてきた。