10センチメートル☆ロマンス





「―――俺も一緒に行きたい!」



 私が帰る用意をして早紀ちゃんの元へ行くと、佐伯くんも話に入ってきた。




「ちょっと!

 なんで佐伯が着いてくるのよっ」

「いいじゃんか! なぁ、葵?」



 佐伯くんが私に向かって問い掛ける。

 一斉に早紀ちゃんと残ってるクラスの子が私を見た。



「うん。 一緒に行けばいいんじゃない?」


 なぜだか分からないけど、まぁ、気にしないでおこう。




「―――えっ……今、葵って…」

「うるせー!

 早く行こうぜ」



 早紀ちゃんが私と佐伯くんを交互に見て何か言いたそうにしてるのを無視して、教室から出て行こうとする佐伯くん。