10センチメートル☆ロマンス





 笑顔で言った私を見て、彼は口を開けたまま固まってる。

 私はその姿に気がつかず、そのまま教室へ足を向けた。



「――マジっすかぁ…」


 ガックリと肩を落としす佐伯くんには、気付きもしなかった。















「葵〜!

 今日帰りにアイス食べて帰らない?」

「うん! いいよ」




 今の時刻は18時。


 文化祭1日目が終わり、明日の準備を終わらせみんな帰り始めていた。