「これから……葵って呼んでも良いか?」
ハニカミながら言った佐伯くんに、拍子抜け。
…………へ?
「月島?」
「あっ ごめん!
えっと……呼び名だよね?
いいよ。 別に」
その一言に、佐伯くんは顔を真っ赤にして頭をかきだした。
「……じゃ、…葵…」
「はい」
「ふっ はははっ
何だかハズいな!」
「ふふっ 確かに!
改めて言われると照れるね」
やっと自然に2人、話しながら廊下を歩き出せた。
「佐伯くん」
「ん?」
「私……佐伯くんと友達になれて良かった」
「……え…?」
「これからも仲良くしてね?」
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