財布は更衣室のロッカーの中。
「は? ジュースくらい奢ってやるよ。
何がいいの?」
呆れたように言ったすぐ後、自販機にお金を投入して私を見た佐伯くん。
私は慣れないことに恐縮しちゃって、恥ずかしくなってきた。
「ありがと。
……じゃあ、これ、いただきマス」
レモンティーを押して、佐伯くんは飲むヨーグルトをチョイス。
可愛いなぁなんて思いながら2人中庭に座って、何となくボーっとした。
今の時間は15時。
後少しで本日の文化祭は終了だ。
ベンチに座ってボーっと行き交う人を見ていると、隣の佐伯くんが、
「なぁ、明日来るのって…この間の小学生か?」
こちらを見ることなく聞いてきた。
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