佐伯くんが自分達のクラスへ戻る間叫んでる。 確かに、全て回るのは疲れる。 先輩のクラスを見回ってる時なんて緊張して仕方なかった。 佐伯くんは学年問わず人気があるせいか、女の先輩が異様に優しくてちょっと怖かった…。 「なぁ、ちょっと休憩してから行こうぜ」 言って、いきなり腕を捕みスタスタ来た道を戻る。 私はいきなりの事に、ただついて行くだけ。 気付けば、中庭の自販機の前に連れてこられていた。 ……っていうか――― 「佐伯くん……私、お財布持ってない…」 .