「私の前なら良いけど、他の子の前ではあまりあの子の事好きな事とか、気付かれない方がいいと思う。
……蒼くんの為にも…」
私は、何も言えなかった。
だって、今まで考えもしなかった事だから。
確かに私は蒼くんが好きで、蒼くんも私を好きでいてくれて…。 それだけで満足してたんだ。
6歳の年の差を周りがなんと思うかなんて……考えもしなかった。
「早紀ちゃん……心配してくれてありがと。
私も気を付けてみる」
心配してくれてる友達に、私はこれしか言えなかった。
ドンドンッ
「月島ぁ! 見回り遅れるぞ!」
佐伯くんが更衣室のドアを叩く。
慌てて巫女服から制服に着替え、更衣室を出ようとドアを開けた。
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