10センチメートル☆ロマンス





『……はい』


「そっ蒼くん?
 あっ葵、だけどっ」


 どもり過ぎでしょぉぉお?!私ってば!



『ぷっ 焦り過ぎだし』


 受話器ごしの蒼くんの声に慣れない私。


 ……だって……

 激甘な声なんだもんっ!




『……で、何かあったの?』



 イケないイケない!

 電話中なの忘れてた!



「あの、ウチの学校の文化祭が明日からなんだけど、もし良かったら……遊びに来てくれないかなぁ…なん、て…」



 段々尻すぼみになる私。


 だって断られたら立ち直れないし!

 ……でも一緒に回りたいし…。