10センチメートル☆ロマンス





ピッピッピッ…


「プルッ プルルル……」



 受話器から呼び出し音が聞こえる。


 時計を見ると21時30分になっていた。





『はい、都築です』



 ママさんだ!


「あのっ月島です!」

『あら〜葵ちゃん?
 久しぶりね!蒼ちゃんでしょ?

 待ってて〜』



 ―――繋がっちゃう……っ

 何話すかまだ整理できてなかったのに…っ!



 蒼くんに見えるはずないのに、なぜか髪を整えたり挙動不審になったりしてる私。

 そんな中、保留音が切れた。