******* ニヤケてしまいそうになるのを必死に押さえながら、みんながいる校庭まで走った。 さっき邪魔しやがった聡が、俺を見つけると駆け寄ってきた。 「間に合って良かったぁ! 蒼一郎戻って来ないからかなり焦った!」 「……悪い」 「うわっ 蒼が謝るの珍しい! これも葵さん効果かぁ?!」 さっきのは仕方無いとして、とりあえずバツ悪い顔で謝罪の言葉を述べた俺を、聡はニヤニヤしながら茶化していく。 俺はイラッとしながらみんなが居る場所まで向かった。 .