本当は離れたくなかったけど……。 「うん。 リレー頑張ってね」 今は蒼くんと気持ちが通じただけでも嬉しくて、ガマン出来る。 「……見てて。 必ず一番になるから」 お互い見つめ合い、どちらともなく笑顔になると、二人、急いで校庭に向かった。 「あっ、葵ちゃ〜ん!」 応援席に行くと、すでにパパさんとママさんはカメラとメガホン片手に応援準備完了。 早紀ちゃんはその隣でお菓子を食べていた。 ……馴染みすぎだよ。 早紀ちゃん。 .