10センチメートル☆ロマンス





 私よりも小さな身体で、一生懸命私を包み込もうとする蒼くん。



 私も、抱きしめ返した。






ブッ

『ゴホンッ あー、あー

 5-3、都築蒼一郎!
 リレーが始まるから入場門に集合!』

ブッ



「「………」」




「聡の奴―――っ

 ……ごめん。俺行かなきゃ」



 おずおずと少し離れて私を見る蒼くん。