叫び声に、声の方へ向きたいけど、パパさんに抱きしめられてる私は身動き出来ない。 頭上からフッと笑い声が漏れたのは何…? こっちに向かって足音が、近づいてくる。 保護者や子供達のざわつきも一緒に聞こえる。 「――父さん! その手離せよっ!」 グイッ 「蒼くん…っ!」 蒼くんは息を切らし、パパさんを引き剥がすとパパさんを有り得ないくらい睨んだ。 「彼女を泣かしたのは蒼一郎なのに、随分勝手だな」 .