10センチメートル☆ロマンス





「「「い――ち!、に―――い! さぁ――――んっ!」」」


ドサドサドサッ!

「きゃっ」



 かけ声と共に、ピラミッドが崩れた。







「……アイツも成長したな」



 パパさんが構えてたカメラをずらし、目を細め蒼くんを見つめる。




 砂埃の中、みんな凛々しい姿で整列していた。


 蒼くんも、真っ直ぐ前を見据え並んでる。






「……っ」



 涙が止まらない。


 私の方が年上なのに。

 置いてかれる気分になるのは、可笑しいでしょう?