10センチメートル☆ロマンス





ドオォ――――ン……



「「「オオォォォォオ!?」」」



 一際大きく太鼓を鳴らしみんなが五つの集団に別れていく。


 蒼くんも埃まみれになりながら走ってきて、ちょうど……私達の前で立ち止まり、こちらに向き直る。




 私は心臓が早鐘を打つのを止めるように、手を胸にあて、彼を見た。





ドォ――ン…


 私の前の、30人ほどの集団の前の列の子が、土台になっていく。




ドォ――ン…


 次々と太鼓の音が鳴る度、その上に重なるように乗っていく。


 周りの集団も、小さなピラミッド、タワーを作っていった。