10センチメートル☆ロマンス





「「行ってらっしゃ〜〜い!」」



 早紀ちゃんは……ママさんと仲良く待ってるよね。うん。


 二人仲良く手を振りながら私達を見送った。



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「ここでいいかな…」



 カメラ片手に、ちょうど組体操の真正面になるであろう場所に私達は居る。



「蒼一郎、うまくやれたらいいね?」


 ニッコリ笑ったパパさんに『はい…』と、小さく返事をした。

 そんな私を見てフッと笑うと、


「……蒼一郎は大人の中で育ったから――…」



 パパさんが話し始めた。