10センチメートル☆ロマンス





「ふふっ なんだか蒼一郎を見てるといじりたくなるんだよね」



 そんなパパさんの言葉に更に頬を膨らませるママさん。


 私にはさっぱり分からず、頭はハテナだらけ。



「ああ…。そうゆう事でしたか」


 早紀ちゃんには二人の会話が理解出来たのか、ニヤニヤし始めた。



 ……私だけ蚊帳の外なんですけどぉ〜!



「葵ちゃん、次は蒼一郎達の組体操だよ。
 蒼一郎が毎日傷だらけで練習してた演目だから、近くで見てやって」


 パパさんはそう言うと私の手を掴み歩き出した。

 私も慌ててサンダルを履き後ろからついて行く。