10センチメートル☆ロマンス





 蒼くんの瞳が、ゆっくり伏せていく。




 ……キス……される――…





 私も、目蓋を閉じた…。







「―――都築くんっ!」



「「!?」」




 遠くから蒼くんを呼ぶ女の子の声に、咄嗟にお互い離れて顔を見合わせる。




「…チッ」



 ……舌打ち?!



 蒼くんは舌打ちし、階段を下りて呼ばれた方を見た。